- 2017.03.26
- Journal
HTTPS未対応だとGoogleに警告される!?
ホームページの制作やオウンドメディア運用にあたり、検索の王様であるGoogleの意向を無視することはできません。
Googleの方針に逆らうような運用は、「上位表示されない」「検索にあがらない」という最悪の事態をまねいてしまうことも。とくに今後、「常時HTTPS」に対応しておかないと、Chromeブラウザで警告を出されることになります。
Googleによる常時HTTPSの推進
Googleの発表によると、2017年1月下旬に発表された「Chromeブラウザバージョン56」から、HTTPSに対応していなページに対して警告を出すことになりました。
具体的には、パスワードやクレジットカードの情報を送信するページが非HTTPSである場合、アドレスバーに「保護されていない通信」として警告が出ることになります。
つまり、もしあなたのホームページがSSLに対応していない場合、コンバージョンやエンゲージメントに影響が出る可能性があります。
そして、Googleが発表しているように、たとえ対象ホームページにパスワードやクレジットカードの入力フォームがなかったとしても、今後は安全でないホームページであるとして警告されてしまう恐れがあるのです。
常時HTTPSの対応は必須に
このような経緯により、Googleが検索の王様である以上、あらゆるホームページにおいてHTTPSの対応は必須になります。
ここであらためて、HTTPSとHTTPの違いについて確認しておきましょう。そもそもHTTPとは、「Hyper Text Transfer Protocol」の略称です。要するに、ブラウザで表示するコンテンツのルールを定めた命令となります。
このHTTPがあるおかげで、私たちはブラウザからWebサイトを閲覧することができるのです。
一方で、HTTPSとは、「Hyper Text Transfer Protocol Secure」の略称です。「Secure」という言葉が付加されていることからも分かるとおり、セキュリティに配慮した通信を実現するものです。具体的には、SSL/TLSという暗号を使用したやりとりになります。
あらゆるホームページで対策が必要に?
これまでは、クレジットカードの情報や個人情報を入力する際、セキュリティに配慮したHTTPSへの対応が必要とされてきました。
ただ、Googleが発表したとおり、これからはあらゆるホームページにおいてHTTPSへの対応が求められます。検索結果に影響がおよぶと考えられる以上、対策しないという選択はあり得ないのです。
とくに企業のホームページやオウンドメディアであれば、これまでのやり方で検索上位が実現できないとなると、まさに死活問題になるでしょう。
私たちの多くがGoogle検索を使用している以上、Googleのルールに従う以外に方法はありません。まずは早急に、HTTPSへの対応を模索することからはじめましょう。
常時HTTPSのメリット
もちろん、常時HTTPSに対応することは、それなりのメリットもあります。それなりの費用や準備期間は必要となりますが、ホームページを運営する企業にとっても利点となる要因がたくさんあるのです。社内の同意を得られない可能性も考慮して、あらためてHTTPSのメリットを確認しておきましょう。
1.セキュリティリスクの低下
HTTPSによるホームページの閲覧は、SSL/TLSという暗号通信が基本となります。
そのため、個人情報の流出など、企業側が負うべきリスクを軽減する役割を担います。とくに昨今、個人情報やクレジットカード情報が流出する事件が多発しています。そのようなリスクを未然に防ぐためにも、HTTPSへの対応は欠かせません。
2.ホームページ価値が向上する
これまでは、クレジットカード情報や個人情報を入力するホームページにのみ、HTTPSへの対応が求められていました。
セキュリティ面に配慮しているため、そのようなホームページの価値は自ずと高く評価されます。今後、通常のホームページも早期にHTTPSを実装することにより、ホームページそのものの価値が向上すると考えられます。
3.検索順位への影響も
もっとも留意すべきなのが、検索順位への影響です。
具体的にどのような変化が生じるのかは定かではありませんが、HTTPSへの対応を怠っていたばっかりに、これまで上位表示されていたホームページの検索順位が下がる可能性もあります。そうなると、コンバージョンやエンゲージメントへの影響も懸念されるのです。
常時HTTPS化の流れは止まらない
インターネットとセキュリティの問題は、切っても切れないものです。
すでにウイルス対策が必須になっているように、これからは、常時HTTPSへの対応が必須になることでしょう。そのとき、対応していないホームページはGoogleから評価されず、結果的に運用にも支障がでることになります。
もっとも、ユーザー側の視点で考えてみると、こうした変化は喜ばしいものです。
閲覧したホームページが万全のセキュリティ対策をしていれば、それだけ閲覧者も安心して利用できることになります。常時HTTPSへの流れを必然だと考え、企業側では粛々と対策を進めることをオススメします。
もしも、今後ホームページを活用をお考えでしたら、HTTPS化についてお気軽にご相談ください。信頼性、コストの両面で安心いただけるサービスのご案内・導入をお手伝いいたします。
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