- 2016.10.15
- Journal
落ちるとキケン!第二回 お手製ホームページの落とし穴
前回の「落ちるとキケン!第一回 お手製ホームページの落とし穴」では、ホームページの目的や役割を考えずに制作したケースについてご紹介しました。
お手製ホームページには、まだまだ落とし穴があります。
社員や友人・知人に制作を依頼する理由の一つに「制作費用を抑えたい」という事情があります。この場合、制作する側も開発の手間や費用を抑えるために、インターネットから無料のイラストや写真素材、テンプレートなどをダウンロードして利用することがあります。
しかし、あることを理解せずにこれらを利用すると予期せぬトラブルに巻き込まれる可能性があります。
今回は制作を依頼する側も知っておいたほうがよい無料素材を利用するときのルールについて、ご紹介します。
落ちるとキケン!
著作権やライセンスなどを理解せずに作られているケース
意識する機会は少ないかもしれませんが、インターネット上にあるすべてのもの(イラスト、写真、文章、フォント、デザイン、ソースコード)には著作権があります。つまり、誰かが作ったもの(著作物)にはすべて著作権が発生します。
では、ホームページの制作経験がある人なら、みんな知っているのかというと著作権やライセンスについて全く理解していない人も多いのです。
また、無料という言葉を著作権がないと思いこむ人もいます。これは大きな勘違いです。無料素材にも利用条件が定められている場合があります。例えば、写真の場合、商用利用不可、著作権(クレジット)表記、ホームページでの利用不可など、さまざまな利用条件があります。
これらの利用条件を守らずにホームページで利用した場合、法律違反や規約違反となります。
「無料素材だから自由に使っていいだろう」と安易に考え、利用条件やライセンスを正しく把握せずに素材を利用してホームページを作ったことで、「社長宛に突然、著作権侵害申し立ての書状が届いた」という落とし穴もあります。
このようなことにならないために、ルールを守ったホームページを作る必要があるのです。
落ちないために!
ルール違反がないかしっかりチェックしましょう
インターネット上にあるすべてのもの(イラスト、写真、文章、フォント、デザイン、ソースコード)を利用するときは、ルールをしっかり守る必要があります。
社員や友人・知人に依頼した場合、ホームページで使っている一つ一つの素材に対して著作権違反や法律違反、規約違反などがないか、確認することはできるでしょうか?
社員なら聞きやすいのですが、友人や知人の場合、情が邪魔してなかなか聞けないものです。
その点、プロのホームページ制作会社なら著作権違反や法律違反、規約違反などがないか必ず、確認して制作するので、わざわざ確認する必要がありません。
一方、ホームページ公開後に自社で記事を更新する際にも、同じことに注意しなければなりません。
例えば、雑誌に掲載された記事などをホームページに掲載したいときなどは、掲載誌に著作権の取り扱いについて聞いてから掲載する必要があります。また、研修のようすなど顔が写っている写真などをホームページなどに掲載する時、本人の許可なく掲載した場合、著作権違反やプライバシー権(肖像権)侵害で訴えられる可能性があります。
このようなことが起こらないように細心の注意を払って掲載しましょう。
ホームページ制作で失敗しないために
ホームページを制作するにあたり、「制作費用を抑えたい」と考えるのは当然のことです。しかし、知識不足や経験不足から知らないうちにルールを無視してしまえば、会社に大きな損害を与えてしまいます。
今回ご紹介した著作権やライセンスの利用などを含め、ホームページを制作するためには、制作の知識だけでなく、幅広い専門知識が求められるのです。
とはいっても「ホームページを制作会社に頼むと高い」というイメージがあり、問い合わせをするのには勇気がいると思います。
当社は、中小企業様をはじめ個人事業主様など、制作費用を抑えたホームページの改善も行っていけるチョット珍しい会社です。
当社では「ホームページ無料相談」を常時行っており、お客様のご希望とご予算に合わせたプランをご提案させていただきますので、お気軽にお問い合わせください。
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