- 2020.05.27
- Journal
落ちるとキケン!第二十三回 企業ホームページの落とし穴
Web担当者が陥りやすい落とし穴
インターネットやスマホの普及により、ホームページは私たちの生活にとってとても身近なものとなりました。
今では、あらゆる企業がホームページを制作し、公開しています。
また近年では、表現の幅が広がり、より魅力的に見せられるようになったことで、ホームページをリニューアルする会社も増えています。
しかし、ホームページを気軽に見られるようになり、できることや表現内容が増えたことによって、制作会社との窓口になる「web担当者」が陥りやすい落とし穴はさらに深いものになっています。
今回は、そんなweb担当者が陥りやすい落とし穴について考えていきましょう。
社内の要望がうまくまとまらない
ホームページに関する意見や要望を集約しようとすると、さまざまな人の意見がぶつかり合い、まとめ役のweb担当者が苦労するというケースは多いです。 ときには、矛盾した意見が出ることも……。
ただ、矛盾した意見が出る理由はいたって簡単です。
それは、「ホームページを活用する目的(役割)が明確になっていない」こと。
目的地がわからないまま進んでいると、迷ってしまうのは当然です。
ホームページの目的が集客か、採用か、ブランディングか、はたまたサポートかというように、目的を明確にしなければ意見はまとまりません。また、ターゲットとする顧客の層、自社がアピールしたいサービスによっても、取捨選択は変わってきます。
そこで、あらかじめどのような目的でホームページを活用するのか、どのような人へ情報を届けたいのかを決めておけば、web担当者は社内の意見をまとめやすくなります。
ホームページを完成間近に変更したくなった
制作が進み、ホームページが形になってくると、コンテンツを追加したり、変更を加えたりしたくなることもあるかと思います。ただそれが完成間近になると問題になってしまう場合もあります。
制作会社側からすると、作業量や仕事に関わる人員が増えることになるため、追加の制作費が必要になってしまいます。
あれもこれもと要望を出していると、制作費が跳ね上がり、リリース期間も先延ばしになってしまう……。それを避けるためにも、取捨選択が必要になってくるのです。
「何のためにホームページを作っているのか」を思い出し、後から出てきた要望がそれに沿った形になっているのか、コンセプトにあっているのかを判断することで、当初の目的に沿わない意見を取り除くことができます。
また、制作会社によっては、制作後のフォロー等を行っていないところもあります。
サービス内容を確認し、「制作後にコンテンツの手入れが必要かどうか」「必要であればweb担当者や周りの人が使いこなせる機能なのか」などについても、精査することが大切です。
途中でweb担当を引き継いだ
web担当者を別の人が引き継ぐことになってしまったとき、落とし穴になりやすいのが「ホームページを活用する目的(役割)」や「現状の達成度や課題」をうまく引き継げないことです。
とくに中小企業では、社内に一人しかweb担当者がいなかったり、他の業務と兼任で担当をしていたりするケースも多いです。
そのため、引継ぎ後に産休や退職、他の業務が忙しいなどの理由で連絡が取りづらくなってしまうと、後任のweb担当者は思うように改善が進められないこともあります。
サーバーなどの情報や作業の仕方だけでなく、制作時に決めたホームページの目的やターゲット、現状などもしっかりと引き継ぎ、その後の作業をスムーズに進められるようにしましょう。
落ちるとキケン!web担当者がハマる落とし穴
ここまで、Web担当者が陥りやすい落とし穴について紹介してきました。あらためて、それぞれのポイントをまとめておきましょう。
ホームページを活用する目的(役割)をつくる
なぜそのホームページが必要なのか、ホームページをどのように使いたいのかという「ホームページを活用する目的」を明確にすることで、社内の意見をまとめやすくなります。
また、決まった目的を社内で共有し、浸透させておくことも効果的です。
最初から周囲の理解があれば、ホームページ制作の目的に沿わない提案が出てくることも減り、担当者の負担を軽減することにもつながります。
ホームページを活用する目的(役割)を振り返る
制作が進んでいくと、制作の目的を忘れてしまうことも多いです。その都度、原点に立ち返り、「このホームページは何のために作ったのか」を振り返りましょう。
また、ホームページは“作って終わり”ではありません。
作ったあと、どうしたら運用しやすくなるのかを考え、「追加しようとしている機能は本当にお客様が必要とするのか」などを、じっくり精査することが大切です。
ホームページを活用する目的(役割)を引き継ぐ
引継ぎの際にも落とし穴への注意が必要です。ホームページの活用目的が分からなくなってしまうと、その後の運用に影響が出てしまいます。
大切なのは、ホームページを活用するための目的(役割)を引き継ぐこと。
落とし穴を回避するためにも、活用目的を後任の担当者へ伝えておくか、運用などを含めた制作後のフォローしてくれる制作会社とパートナーを組むようにしましょう。
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