見ごろは18日前後か　LED32基が紅葉照らし出す　御岳渓谷で点灯式

台風１９号で大きな被害を受けたＪＲ御嶽駅前の御岳渓谷で９日、２回目となる紅葉のライトアップ点灯式が行われ、ＬＥＤライト３２基の電球が一斉に点灯されると訪れた人から大きな拍手が湧いた。

御岳渓谷では御岳小橋が流され、対岸や遊歩道が破損され流木などが散乱した。３日前の６日には青梅市観光協会など５団体と市民ら５０人が一斉清掃して遊歩道や園地などを確保、当日の点灯式に備えたばかり。

浜中啓一市長は「台風で（御岳渓谷も）大きな被害を受けたが、再生に向け多くの人が協力してこの日を迎えることができた。多くのお客さまが来てくれるよう期待したい」とあいさつ。小澤順一郎青梅商工会議所会頭も「自然の恐怖を目の当たりにしたが、点灯式を契機に以前以上に地域の明るい未来へのきっかけになればうれしい」と続けた。ＪＲ八王子支社の下村直樹支社長や久保富弘市議会議長らも駆けつけた。

会場となる御岳渓谷では多摩川左岸沿い１５０メートル間の紅葉の木２０本と御嶽駅前のイチョウ１本を午後５時～８時の間ライトアップ。会期は２４日（日）までの１６日間。見ごろは１８日前後で同市観光協会では１４万５千人の来場者を見込んでいる。

西多摩新聞 2019年11月15日付 4面より　記事・写真提供：株式会社西多摩新聞社