- 2019.02.06
- Journal
健康支援セミナー 「のばそう健康寿命」 あきる野 草花クリニック
あきる野市草花の草花クリニック(下村智院長)主催の第1回健康支援セミナーが2018年12月14日、同市秋川のあきる野ルピアで開かれ、高齢者など20人が参加し、健康寿命の話に耳を傾け器具などを使った健康チェックをした。
当クリニックは、公立阿伎留医療センターなどあきる野・福生・青梅の公立病院と連携しながら内科、循環器・消化器・呼吸器各内科のほかにリハビリテーション、皮膚科などの診療科目があり地域に根差した医療機関。
当日は、「のばそう健康寿命」~運動器の健康が元気のヒケツ~と題して同クリニックの理学療法士・今田(こんた)一範さんが講演した=写真。
それによると健康寿命とは健康面で日常生活に支障なく自立して過ごせる期間で、全国トップは男性が山梨県の73・21歳、東京は24位で72歳。女性は愛知県の76・32歳、東京は38位で74・24歳となっている。要支援・介護の原因となるのは「骨折・転倒」「関節疾患」「骨髄損傷」など立ったり歩いたりする動作の障害で4人に1人の割合だ。このため体を動かすための器官である「運動器」を健康にすることがポイント。
運動器は、脳・脊髄・椎間板・末梢神経・筋肉、関節、骨などのパーツから成り立ち、連動して動くため一つでも欠かせない機能。これが衰えるとロコモティブシンドローム(運動器症候群)となる。同時に加齢による筋量・筋力が低下するサルコペニアに陥ることになる。そのまま放置すると痛みやしびれなどが伴い、外出もしなくなり重篤化する。今田さんは「ロコモ度1の間に受診しリハビリをしっかりして改善することが大切」と強調する。
そのための運動として毎日(1)片脚立ちを左右1分ずつ一日3回(2)膝がつま先より前に出ないようにスクワット(3)かかとの上げ下げ(4)脚を大きく踏み出して腰を深く下げる―などを奨める。さらに臀部やふくらはぎ、太ももなどのストレッチも体の柔軟性を高め、さまざまな感覚の改善に効果があるとアドバイス。「一日3回のバランスの良い食事もロコモ予防のポイント」と付け加えた。
この後、参加者は体脂肪や筋肉量などの体の組成をチェックしたり、足首の柔軟度を計ったりなどして自身の健康度を確認していた。また、医療社団法人豊信会の森田祐介地域連携課長がグループであるサービス付き高齢者向け住宅「シニアハウスくさばな」の機能・サービス内容などを説明。提携する不動産・建設業の東郊建設(あきる野市小川)・長塚弘司社長が空き家になった親の住宅販売や賃貸などにした家賃で入居費用を賄うなどのプランを紹介した。
西多摩新聞 2019年1月1日付 11面より 記事・写真提供:株式会社 西多摩新聞社
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