- 2018.12.19
- Journal
落ちるとキケン!第十五回 企業ホームぺージの落とし穴
ホームページと信頼度
ホームぺージから手軽に商品を買ったり、サービスを探したり出来るようになったことで、多くのユーザーは、さまざまな情報にふれながら、それぞれ比較しつつ購入する商品を選んでいます。
そのため、ホームぺージを作らなくてはと慌て、形だけ整えたホームぺージを作るケースが数多く見受けられます。
しかし、ユーザーが比較しているのは「商品」だけではありません。ホームぺージから読み取れる「信頼度」もユーザーにとって大きな判断材料となっていたのです。
信頼度とはつまり、その情報がどこまで信頼できるのか、という度合いです。
信頼度が低く見える情報発信をしていると、たとえ商品やサービスが良くても、ユーザーからは信用してもらえません。
そこであらためて、お客様に信頼してもらうためにホームぺージでできることについて考えていきましょう。
なぜホームページには信頼が大事なのか?
そもそも、なぜホームページには信頼が大事なのでしょうか。
ホームページが掲載されているインターネットの世界では、相手の顔が見えないことをいいことに、個人情報を引き出すために作られた「詐欺サイト」などが数多く存在しています。
そんな中で情報収集しなければならないユーザーたちは、警戒心をもって、自分が見ているホームページが安全かどうかを見極めようとしています。
そのためユーザーは、少しでもおかしい部分があれば怪しいと判断して、お問い合わせや商品の購入を避ける傾向にあります。
だからこそ、ホームページには信頼が大事なのです。まずは、正しい情報をきちんと開示し、ユーザーから信頼されるようなホームページを作ることからはじめてみましょう。
ホームページは“はじめまして”の場
では、ユーザーから信頼してもらうためには、どのような情報を提供すればいいのでしょうか。
まず、欠かせないのが「自己紹介」です。ホームページを訪れるユーザーは、そこで初めて、あなたの会社やお店の存在を知るケースも少なくありません。
そのため、お店の名前や場所などについても、素性を明かすための大切な情報となります。最低限、名前や住所、連絡先は記載しておくようにしましょう。
ただし、連絡先の記載には落とし穴があります。
とくに中小企業の場合、連絡がつきやすいなどの理由から、個人の携帯番号を連絡先にしていることもあるかと思います。
そのようなケースでは、ユーザーから「固定電話の記載がないため、事務所や店舗の存在を信用できず不安になる」と言った声が多く聞かれます。
つまり、固定電話の有無だけでも信頼度に差が出てしまうのです。
企業やお店のホームぺージに記載する連絡先は、携帯電話ではなく固定電話を窓口として設定しておきましょう。
ホームページでは案内の仕方も大切
ユーザーは、ホームページのデザインや使い勝手でサービスや商品を選ぶこともあります。
たとえば、10年以上前によく見られたような、デザインの古いホームぺージがあったら、第一印象で「このお店、今はやってないのかな?」と思われてしまうこともあります。
加えて、文字に色が多用されたホームぺージや、表示が崩れている等、情報の読み取りがしづらいホームぺージがあれば、ユーザーは見たい情報がどれか分からず、Uターンしてしまうこともあるでしょう。
さらに、「いかにも自作」というホームページは、業種によっては「ホームページ制作を依頼するお金がないのでは」「会社としてちゃんとしていないのかも」「もしかして、客がいない?」などと、ユーザーを不安にさせてしまう要因になりかねません。
このようにホームぺージのデザインは、企業の姿勢を視覚化したものと受け取られてしまうことがあるのです。
一定レベルのデザインとともに、その企業らしさに加え、分かりやすいホームページを意識して信頼を勝ち取るようにしましょう。
個人情報の扱いはしっかりと
さらに信頼度を深めるためには、「個人情報保護方針(プライバシーポリシー)」に配慮しましょう。
個人情報保護方針(プライバシーポリシー)は、その事業者が個人情報の保護を推進するうえにおいて、基本的な考え方や方針を定めたものです。これらを対外的に分かりやすく閲覧できるようにしておくことで、ユーザーからの信頼を得ることに繋がります。
公表しておくことでわざわざ個人に通達する必要はなくなりますし、個人情報の重要性が高まっている昨今、個人情報を取り扱う企業では載せておくべき情報となっています。
また、個人情報保護という観点で言えば、通信するときに情報を暗号化して抜き取れなくする「SSL」という通信を推奨する動きが、Googleを中心に広まりつつあります。
これまでSSLは、ネットショップなどで個人情報入力を必要とするときに使われていましたが、今後はネットショップ以外のどのホームぺージでも使うよう求められているのです。
事実、Google chromeでは、2018年の7月からSSL化をしているかどうかでURLの横に出る表示を変えています。
現在では、SSL化していないホームページには「保護されていない通信」と表示されるようになりました。企業のホームぺージで「保護されていない通信」と表示が出てしまったら、信頼度が下がる可能性もあるでしょう。
SSL化(https化)については、以下の記事で詳しく解説しています。ぜひ、チェックしてみてください。
信頼度から考えるホームページ制作の落とし穴
ここであらためて、信頼度から考えるホームページ制作の落とし穴についてまとめておきましょう。ポイントは次の3つです。
ユーザーは不安という大前提
ホームページ上では、直接お客様と会うことができません。そのため、しっかり情報を開示し、信頼を得ることが大切です。
ホームページでは、初対面となるお客様もたくさんいます。連絡先や企業名などは、分かりやすい場所にきちんと記載しておきましょう。
また、記載する情報が会社からの情報発信だということも忘れないようにしてください。
デザインから分かる企業姿勢
ホームページでは、一つ一つの表現が、その企業の姿勢を探るきっかけになります。載せる情報や文章、デザインに至るまで、可能な限り細部まで配慮しておきましょう。
デザインもまた、企業の信頼度につながります。ユーザーからどのように見られているのかを意識することが大切です。
個人情報とSSL化
今や、個人情報を適切に扱うことは、信頼を得るために必須と言えます。
事実、通信にセキュリティをかけ、情報を抜き取れなくする「SSL化」が推奨されています。
また、個人情報保護をはじめ、セキュリティ等も日々進化を遂げています。たとえ個人情報を取り扱わないホームぺージであっても、こういった情報には目を配り、時代の流れに乗って常に信頼を得られるようにしましょう。
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