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  • 2018.09.18
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奥多摩で外国人向けツアー インバウンド事業で

奥多摩で外国人向けツアー インバウンド事業で 青梅商工会議所

青梅商工会議所は25日~26日、訪日外国人(インバウンド)の誘致に向けた取り組みの一環として、外国人を対象にした1泊2日のモニターツアーを奥多摩町で実施。外国人留学生ら男女10人が参加して同町の観光スポットを巡り、26日は、日原鍾乳洞や山祇神社(同町氷川)の例大祭で獅子舞を見学した。

2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向け、青梅・奥多摩に多くの外国人観光客を呼び込もうと、同商議所では昨年度から、3年計画の「インバウンドによる小規模事業活性化事業」を開始し、外国人観光客を受け入れるためのセミナー開催、外国人向けの魅力ある回遊ルートの構築とウェブ、パンフレットの作成など、都の補助を受けて展開している。

同ツアーは、外国人にとって魅力ある観光資源情報を検証することなどを目的に、昨年度は御岳山周辺エリア、今年度は奥多摩エリアで実施。

ツアーに参加したのは、武蔵野大学で学ぶ中国、タイ、ベトナムなどの留学生とアメリカ人夫婦ら10人。奥多摩湖や日原鍾乳洞などを訪れ、奥多摩むかし道ウォーキング、座禅体験も。山祇神社の例大祭(村木膳太郎祭典委員長)では、540年の歴史を持つ都指定無形民俗文化財の「小留浦獅子舞」(大澤忠雄同保存会会長)を見学し、6年ほど前から獅子舞を舞っている地元の英国人、ボイラン・ディビットさん(45)が解説を行った=写真。

ディビットさんは「日本の文化や歴史が好き。獅子舞は難しく、暑くて大変ですが、皆で集まって一緒に頑張ってやるのがとても楽しい」と話し、獅子舞や祭りのことについて英語で説明。一行は地域住民からも手厚い歓迎を受けた。

参加したタイ人のパティット・ハリさん(20)は「すべてがいい経験になった。人が皆とても優しかったのが印象的だった」と振り返り「都心から近いことも魅力ですが、日本語が分からないとバスに乗ったりするのは少し難しい気がしました」と話した。

西多摩新聞 2018年8月31日付 3面より 記事・写真提供:株式会社 西多摩新聞社

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