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  • 2018.09.05
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熱気の中の涼味冷めんをどうぞ

福生的中華食堂50の冷めん

五感に響く料理が集う
冷めん独自の風味も楽しんで

シンプルに見えて実は大変手がかかるのが中華冷めんの世界。

「夏が待ち遠しかった」と冷めんファンが通いつめるのは、福生駅東口徒歩1分の「福生的中華食堂50」。須田茂一店主は食材を念入りに下ごしらえし、干し貝柱と昆布を隠し味に加えた独自スープをベースに、メニュー構成も四川・北京・広東・上海と中華四大料理をすべて網羅する。

冷やしは「昔ながらの冷やし中華」「ゴマダレたっぷりバンバンヂー麺」の2種。使うめんは一人前1・5玉(めん少なめは50円引き)で、注文が入ってから柔らかめにゆでて冷水で締める。「冷やしたときに出るめん特有の風味を感じてほしい」と言う須田店主のひと工夫が光る。

「昔ながらの冷やし中華」は約10種類の具材をそれぞれ独自に調理。ひな鳥一羽を約50分蒸して骨を抜いて塩コショウと隠し味に山椒を加えて紹興酒、ネギに丸一日漬け込む。自家製甘酢と香辛料で漬けたキュウリ「辣黄瓜」(ラーフォワンカン)や甘辛く煮たうずらの卵。焼き小ナスとオクラは注文が入ってから少しだけ解凍して冷感を残している。

「バンバンヂー麺」はホロホロと口でとろける蒸し鶏の2種類の食感とコクのあるゴマダレソースが味わい深い。ランチ時はAランチ・Bランチ各10種類と丼シリーズも登場。胸を張って親しい人を連れていける店だ。

〇「福生的中華食堂50」
  福生市東町2―1 五十番ビル4F 木曜定休

西多摩新聞 2018年8月3日付 5面より 記事・写真提供:株式会社 西多摩新聞社

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