- 2018.08.24
- Journal
秋川牛 人気“牛”上昇! 東京食肉市場で高値
あきる野市菅生の竹内牧場(竹内孝司代表)で育てられている「秋川牛」が、港区の東京食肉市場や都心の飲食業界で注目を浴びている。良質な黒毛和種として10年ほど前から銘柄登録されているが、2020年の東京五輪を前に、東京都産の食材としても関心が寄せられている。全国の銘柄牛の競りが行われる東京食肉市場では、今月に入り、仙台牛などブランド牛をしのぐほどの高値が見られるようになった。
秋川牛の銘柄登録にかかわった松村精肉店(松村和夫社長 あきる野市小中野)では、市場の競りで一頭買いした秋川牛の食肉販売を取り扱う。「竹内牧場では、牛の性格を見ながら、ストレスを与えないように育てている」と松村兼房専務(44)。適温の地下水を飲ませ、粗飼料には栃木から取り寄せた稲わらを使う。
竹内牧場で飼育している約220頭は、すべて肉質のやわらかい雌牛のみ。飼育担当の竹内孝英さん(48)が、食後にゆっくりと昼寝をさせ、丹精込めて育て上げた牛は、肉に臭みがなく、「さっぱりして美味」と評判だ。
松村専務らが参加した今月9日の東京食肉市場の競りでは、開始の初期金額から値が次々と上がり、秋川牛の一部が仙台牛をしのぐ高値がついたのを目の当たりにした。
秋川牛は、地元の飲食店をはじめ、都内23区の飲食店からも仕入れを希望する声が相次ぐ。三國清三氏がオーナーシェフを務める新宿区の「オテル・ドゥ・ミクニ」では昨年、秋川牛のすね肉で作る「コンソメドゥーブル」やローストビーフを32周年記念特別メニューの一つとして提供。銀座のホテル、グランドハイアットセントリックでも秋川牛のメニューを取り扱う。
「市場での競り値が上がっているのは、正直いってつらい。しかし、秋川牛が注目されているのは、あきる野の物産、観光発展のためになり、誇らしい」と松村専務。「秋川牛で、あきる野の観光をPRしていきたい」と期待を寄せる。
西多摩新聞 2018年7月20日付 2面より 記事・写真提供:株式会社 西多摩新聞社
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