- 2018.07.25
- Journal
若手生産者が野菜販売 岩蔵マルシェ始動
青梅市の若手生産者が丹精込めてつくった野菜を販売する「岩蔵マルシェ」が6月30日、同市藤橋1丁目の岩蔵街道沿いで初開催された。東京都内の新規就農者らによるプロジェクト「東京NEO‐FARMERS!(トウキョウネオファーマーズ!)」の青梅メンバー有志で発足した「青梅G」が新たに始めた取り組みで、7月は毎週末開催を予定している。
「東京NEO‐FARMERS!」は、東京都農業会議を通じて都内で新規就農した人や、新規就農を目指す人、また、その活動を応援する人たちが集まり2012年9月に設立したグループ。現在、メンバーは約80人で、毎月、福生市内で交流会を開いて情報交換を行うなどしている。その中から青梅の20~30代の若手メンバー8人でこのほど「青梅G」を結成、自分たちの手で野菜を直売する同マルシェを立ち上げた。
メンバーの一人、繁昌知洋さん(28、小平市出身)は、「地方よりも東京で農業をやってみたいと思った」と、2年前に新規就農。青梅市内で「繁昌農園」を営み、野菜を中心に米や小麦などを生産している。「青梅でもマルシェをやりたいと思っていた。一番の強みは、やる気のある若手農家が自分たちの手で野菜を販売すること」と話し、「岩蔵温泉などがあるこの地域の活性化にも貢献していければ」と意気込む。
女性メンバーの加藤淑子さん(26)は青梅市富岡の出身。保育園で栄養士として働いてきたが、今春、農業に転職した。「実家が農家なので、いずれは私も農業をやるんだろうなと思っていました。今は主に父の仕事を手伝ったりしています」と笑顔で話す。
マルシェ会場は、岩蔵街道沿いの「藤橋1丁目」交差点近くの駐車場。初日となったこの日は午後3時~6時に開催し、キュウリ、トウモロコシなど夏野菜を中心に青梅産の新鮮野菜が並び、地域住民や観光客の姿も多く見られた。
今春から本格的に実家の農家を継ぎ、マルシェ会場の土地を提供する築地雅典さん(32)は「ゆくゆくはここを中継場所にして、いろいろなつながりが生まれていけば」と話す。
新規就農希望者の相談窓口となっている東京都農業会議の松澤龍人さんは「東京都内で非農家出身者が職業として農業を始める、いわゆる新規就農者は、ここ数年、多く誕生しています」とし、「皆好きで農業を始めた若者たちなので、ぜひ楽しく長く続けてほしい」と、新たな取り組みに期待を寄せる。
7月は毎週末の土曜か日曜日の午後3時~6時に開催(天候・出荷状況により休みの場合あり、雨天中止)。開催日には会場に看板を設置。駐車場あり。
西多摩新聞 2018年7月13日付 1面より 記事・写真提供:株式会社 西多摩新聞社
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