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  • 2018.04.20
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アパートの壁をキャンバスに 福生でアートルームプロジェクト

アパートの壁をキャンバスに

内壁や外壁などをアーティストが制作した世界で一点のアートに住む「アートルームプロジェクト」が現在、福生市内のアパートで進行している。
手がけるのは、アーティスト一般の人たちとの交流を図る非営利団体「パトロンプロジェクト」(菊池麻衣子代表)。長期間の空室状態が続く中古物件に付加価値を付ける同活動は、都内や全国で始まり福生で第5弾となる。西多摩では初の試みとあり注目が集まっている。

賃貸物件にアーティストが付加価値を付ける同プロジェクトは、2015年に都内で初めて行われ、アクリル画家が築40年の木造アパートに作品を描いたのが始まりだという。「古くて学生でも入居しなかったアパートが、このプロジェクトで空室改善につながりました」と菊池代表。以来、横浜市や広島県などで同様のプロジェクトを実施してきた。

玉川上水がすぐ近くに流れる2階建て8室のアパートで制作を開始したのは、油絵画家の柳田有美さん(36)。 柳田さんは、東京都生まれで、15年に日仏現代国際美術展2015本選入選、16年には皇室東久邇文化褒章を受章するなど、油彩やパステルを主に表現するアーティストとして活躍している。

今回手掛けるのは、アパートの約10メートルの壁面。「福生に来るのは初めて。制作前に街を歩き、情報を聞かせていただきました」とにっこり。「近くにホタルが飛ぶ公園があると聞き、インスピレーションが沸きました」と、絵のモチーフはホタルだという。パステル調のアクリルスプレーを使い、ホタルの光を何色も重ねる作品。添える花はカキツバタ。尾形光琳の「燕子花図」から、過去と現代アートの融合をテーマに壁画制作を続けている。「福生のフォトジェニックスポットになればうれしい。芸術に興味のない人もアートに触れるきっかけになれば」と、柳田さんは笑顔で話していた。

同プロジェクトは、対象物件の部屋や壁など自由に制作できるスペースをアーティストに提供し、大家など不動産持ち主が制作費(リフォーム代)を支払う仕組みだ。英でアートマネジメントの修士号を取得し、大手企業の広報室を経て、同プロジェクトを行う菊池さん(44)は「アーティストが福生を見るとこうなんだと思ってもらい、コミュニケーションの場になれたらうれしい。街のシンボルマークになれたら」と話していた。

制作は今月末日まで。場所は多摩川緑地加美上水公園前

西多摩新聞 2018年3月23日付 1面より 記事・写真提供:株式会社 西多摩新聞社

 

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